北海道を東西に分けるように、ちょうど中央に走っている日高山脈は、まるで北海道の背骨のようです。この日高山脈を南に下った突端が襟裳岬です。
切り立つ山脈は襟裳岬で突然終わるのではなく、山頂がところどころ海から顔を出しているので、岬からは直線上に延々と岩礁が続きます。その距離およそ2km。つまり、山脈がそのまま海に続いていることの証です。
さらに、襟裳岬の南東側の海面には、襟裳海山という山が海中に連なっています。この海底山脈は日本海溝の北端に位置し、高さは約4200m。富士山よりも高い山が襟裳岬の南東沖に潜んでいます。
また、襟裳岬はゼニガタアザラシの生息地でも有名で、4月になると岬の岩場にはのんびりと昼寝をするアザラシの姿が見られます。5月からはシーカヤックでアザラシをウォッチングできるツアーがあるのも魅力です。詳しくは
公式ホームページで。