ホタテは寒い海を好むので、日本ではホタテのほとんどが北海道と青森で漁獲されます。寒い地方でしか獲れないので旬は冬というイメージがありますが、冬だけでなく夏にも旬の時期があります。1年に2回も旬があるなんて、ホタテは食べる側からするとありがたい食材ですね。
面積が広い北海道の場合は地域によって旬の季節が異なります。夏に旬を迎えるのは、主にオホーツク海側で獲れるホタテです。
北海道のホタテ漁は、稚貝を海に放して海底で成長させる「地撒き(じまき)式」と、稚貝をカゴに入れたりロープに吊るしたりして成長させる「垂下(すいか)式」の二種類に分けられます。
海底に稚貝を撒く地撒き式は、主にオホーツク海側や根室海峡地区で行われている方式で、初夏から秋にかけて最盛期を迎えます。北海道の市場やスーパーの鮮魚コーナーにはこの時期、新鮮なホタテが並んでいるので、道民は刺身や貝焼き、バター焼きやフライなどを楽しんでいます。
参考
北海道ぎょれん:
北海道のホタテ 産地と旬