日本で虫除けといえば、蚊取り線香を思い浮かべるのではないでしょうか。
戦前まで作られていた蚊取り線香には、「除虫菊」という白い菊の花が使われていました。除虫菊の和名は「シロバナムシヨケギク」。その名の通り、虫除け効果がある白い菊で、ピレトリンという殺虫成分が含まれています。
明治時代に金鳥(KINCHO)の創業者が、この除虫菊を使った渦巻型の蚊取り線香を発明しました。
戦後は蚊取り線香の成分は、除虫菊の殺虫成分ピレトリンに似た、ピレスロイドという化合物が主流となり、これによって蚊を退治します。ただ、金鳥では、天然除虫菊と天然原料のみで作った純植物性の蚊取り線香も販売しています。どんな香りがするのでしょうね。
参考
金鳥:
除虫菊ってなに?金鳥:
天然除虫菊 金鳥の渦巻 ミニサイズ