暖かい海で獲れるブリは、数年前までは北海道では馴染みが薄く、家庭の食卓にのぼることはあまりありませんでした。最近はスーパーなどでもブリを見かけるようになりましたが、道外に比べると消費量はまだまだ少ない傾向です。
そこで、ブリがよく獲れる道南では、平成30年に「はこだて・ブリ消費拡大推進協議会」が設立されたほか、今月の10~18日には、函館産の「地ブリ」を食べてもらおうと、飲食店各店が工夫を凝らした「ブリたれカツ」を提供する「ブリフェス」が開催されました。
また、ひだか漁協では地元で獲れたブリをブランド化する取り組みをしています。ブランド名は「三石ぶり」と「はるたち(春立)ぶり」。ブリを船上で血抜きして鮮度を保ち、6kg以上の大型に限り、産地別にブランドロゴが入った専用のケースで出荷しています。
参考
日経電子版:
「1センチのブリ」の名は? 出世魚、昇進ルートの謎北水試83,2011:
佐藤充,「積丹半島に来遊するブリについて」日本財団 海と日本PROJECT:
函館ブリフェスひだか漁業協同組合:
鰤のブランド化による販路開拓と販売促進