アスファルトが壊れるのは、道路の表面だけでなく、底面でも起こります。
道路のアスファルトは土砂の上に敷かれているので、底面は土砂と接触しています。表面だけではなく底面にもともとあった小さなヒビわれにも水がしみ込み、冬になると、凍結→融解→衝撃が繰り返されます。すると、今度は、表面のアスファルトのようになだらかに陥没するというのではなく、アスファルト自体がボロボロに小さく砕けてしまいます。
アスファルトが底面から壊れてしまうと、下に敷かれている土砂が見えるほどの深い穴になってしまいます。しかも、穴のフチが角ばっているので、運転しているとタイヤがガタガタと当たり、かなりの振動になります。大きい穴だと、幅が50cm以上になることもあり、運転する側からするとタイヤがパンクしそうで、恐怖さえ覚えることもあります。
参考
北海道ファンマガジン:
北国の道路は春先になるとなぜガタガタになるのか?そのメカニズムとは丸山・安倍・木村, 2014:
融雪期に発生する舗装の損傷実態と損傷のメカニズム