北海道・東北・北陸など雪が多い地方とは対照的に、暑い九州では唐辛子のことを「こしょう」と呼ぶことがあります。
有名な例では柚子胡椒。材料はいたってシンプルで、青い柚子と青唐辛子と塩。青い唐辛子が使われていますが、出来上がったものは「柚子唐辛子」ではなく「柚子胡椒」と呼ばれます。
北海道では七味唐辛子のことを「なんばん」と呼びますが、九州の一部では一味または七味唐辛子のことを「こしょう」と呼びます。そして、普通の黒い胡椒のことは「洋こしょう」と呼んで区別するそうです。
長野では、栽培される唐辛子によって、「なんばん」と「こしょう」の両方の呼び方が使われています。長野で栽培されている伝統野菜のうち、唐辛子は8品種。ししこしょう、ぼたんこしょう(ぼたごしょう)、ひしの南蛮、そら南蛮、高遠てんとうなんばん、芝平なんばん、鈴ヶ沢南蛮、そして大鹿唐辛子の8種類です。この8品種の中で、「こしょう」があったり「なんばん」があったり「唐辛子」があったりします。
唐辛子を「なんばん」と呼ぶか「こしょう」と呼ぶか問題ですが、長野では七味唐辛子のことを何と呼ぶのでしょうか。気になるところです。
〈参考〉
NIKKEI STYLE:
北は「なんばん」南は「こしょう」 唐辛子の呼び方旬の食材百科:
世界のとうがらし/唐辛子/トウガラシ 辛~超激辛編旬の食材百科:
激辛なんばん:特徴や産地と旬丸ごと小泉武夫 食 マガジン:
ピリ辛万能調味料!「南蛮味噌」農畜産業振興機構:
世界のトウガラシ類とその機能性KAGOME:
[簡単プランターで家庭菜園] 青と赤で2度収穫! とうがらし栽培『日本の食材帖』、主婦と生活社、2009
『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』、高橋書店、2011