涼しい時間に走っても汗をかくのが夏のランニングです。熱中症対策として大事なのは体内の水分量を減らさないことが挙げられますので、ランニング後には失っただけの水分を補いましょう。
でも「どれくらいの水分が失われたかわからない」という人もいると思います。そういう場合はランニングの前後で体重を測ってください。その差がほぼ失われた水分量です。例えばランニング前に60kgだったとして、ランニング後に59kgになっていたら1kgの水分が失われています。
「走ったから脂肪が燃焼したのでは?」と思うかもしれませんが、10kmくらい走っても脂肪は50gも燃焼しません。抜け落ちているのはほぼ水分ですので、失われただけ給水を心がけましょう。
ただし失った量のすべてを補給する必要はありません。目安としては失った量の75%くらい、上記の例でいえば750mlの給水を行ってください。一気にそれだけの水分を摂るのは難しいと思うので、時間をかけてゆっくりと飲みましょう。走る前(体重測定後)にコップ1杯分を飲んでおくのも有効です。
飲むのはできるだけスポーツドリンクにしてください。スポーツドリンクは甘くて苦手という人もいますが、その甘さが体内で水分を保持してくれます。また汗と一緒に流れたミネラルも補ってくれますので、水ではなくスポーツドリンクを飲みましょう。
【参考】
独立行政法人農畜産業振興機構|スポーツドリンクと糖質