例年3月は、関東以西では日中の気温が20℃以上の暖かい日がありますが、今年は東京・大阪・広島・福岡などで20℃を超えた日がありませんでした。このため、桜の開花・満開ともに、関東以西で平年よりも遅い地点が多く、静岡・高知・大分・熊本・宮崎などでいずれも平年より1週間以上遅くなりました。特に鹿児島では、開花が4月5日(平年より10日遅い)、満開が4月15日(平年より11日遅い)と、いずれも1953年の統計開始以来最も遅い記録になりました。
さらに東京都心の桜は、ソメイヨシノとしては全国トップの3月21日に開花(平年よりも5日早い)しましたが、3月の低温の影響を受けて桜の開花は足踏み状態に。開花から12日後の4月2日にようやく満開となりました。また、桜が満開を迎えた翌日から週末にかけては、東京・名古屋・大阪・福岡など各地で雨の日が多く、お花見にはあいにくの天気となった所が多くなりました。
■春らしくなかった3月・・・2017年3月の天候まとめ
http://www.tenki.jp/forecaster/diary/m_hiraide/2017/03/31/68171.html■桜の足音ゆっくり・・・2017年4月の天候まとめ
http://www.tenki.jp/forecaster/diary/mary/2017/04/30/70291.html