カレーなどのスパイシーなメニューは、暑い国でよく食べられています。日本でも、なぜか夏には無性にカレーが食べたくなるから不思議…「夏バテで食欲ない〜素麺しか無理〜〜」と言っていた人が、熱々のカレーならペロリと平らげてしまったりしますね。じつは、カレーなどの辛いものをハフハフと食べて汗をかくことで、汗が蒸発するとき体の表面の熱が放散され、体温の上がりすぎを防ぐのだそうです。体みずからが涼を求めてカレーをオーダーしているのかも!?
カレーは、複数のスパイスから作られています。ターメリック(ウコン)に含まれるクルクミンをはじめ、その多くが漢方薬など健康に役立つものとして用いられているようです。効用実験では、食欲を増進させて消化吸収をたすけたり、ストレスを緩和する働きをしたり、さらに冷え症の改善や脳の細胞活性化などにも効果があるとの報告(※)も。カレーは、暑さで弱りがちな体に活力をくれる「薬膳メニュー」といえるのかもしれません。
※参考:全日本カレー工業協同組合
「カレーのヒミツ」