ハワイの言葉「アロハ(ALOHA)」は、こんにちは、さようなら、ありがとうの挨拶や愛情をあらわす場面まで、幅広い意味で使われますが、以下の言葉の頭文字をとっています。ALOHAの中に大事なエッセンスがこめられているのだそうです。なんだか六波羅密に似ていませんか?
Akahai=思いやり
Lokahi=調和
’Olu’olu=喜び
Ha’a Ha’a=謙虚
Ahonui=忍耐
ハワイではご先祖様はアウマクアと呼ばれ、家族を代々守るサメやかめ、ヤモリなどに化身して身近にいるとされています。また、太陽の動きと、此岸と彼岸も密接なようで大事なイベントの前には、日の出の見える東のスポットにお祈りにいったり、西の岬に死者に会えるというスポットがあったりもします。古代からの日本のマインドとハワイ文化には共通する部分があり、面白いですね。
宇宙規模でとらえていくと、太陽の黄道を考え、黄道が「南側」から「北側」へと交わる方の春分と黄道が「北側」から「南側」へと交わる方の秋分は変化の大きなエネルギーにあやかることができるチャンスと、お彼岸や秋分の日に瞑想のイベントも多いようです。
忙しい毎日を過ごしている私たちです。お彼岸は、自分と脈々とつながっている祖先に感謝したり、宇宙や自然とつながっている自分自身を感じたり、心身と自分自身の状態のつながりに気づき状態を整えたり、「つながり」を感じられるワークや実践ができるチャンスかもしれませんね。
季節の変わり目です。様々なものとのつながりを感じつつ、心身をお大事にお過ごしください。
参考文献
七十二の季節と旬をたのしむ歳時記「くらしのこよみ」 平凡社
優しくひもとくハワイ神話 フィルムアート社
参照サイト
神仏ネット仏教WEB入門講座六波羅蜜寺