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    “すでに救急搬送は去年の3倍超!?”「5月の熱中症」を防ぐ体をつくる、それが「暑熱順化」【愛媛発】

    「暑熱順化」で夏本番前に暑さに負けない体をつくる

    2026年5月18日、愛媛県内では季節外れの暑さが相次いだ。

    大洲市で33.6℃、久万高原町で31.9℃を記録し、いずれも5月として観測史上最高を更新した。

    愛媛県松山市では熱中症の疑いで救急搬送される件数が、すでに2025年の3倍を超えているという。

    実は、夏本番を前に、体が暑さに追いついていないこの時季こそ、熱中症対策が重要だ

    専門家が勧める「暑熱順化」という体づくりの方法を紹介する。

    5月なのに救急搬送が2025年の3倍超

    松山市消防局救急課・佐伯大介主査:
    「今年の5月、熱中症が疑われる症状で救急搬送された方は、去年の3倍を超える方が搬送されています」
    「(Q.搬送が増え始める時期は)例年、5月ごろから増え始めて、7月から8月頃にピークを迎えます」

    なかでも去年、熱中症の疑いで運ばれた413人のうち、約6割が65歳以上の高齢者だ。

    佐伯大介主査:
    「まず熱中症が疑われる場合は、暑さを避ける形で日陰に移動したり、エアコンの効いた涼しい部屋に移動してください。ご自身で水分補給ができる場合は、水分や塩分の補給を行ってください。救急車を呼ぶか、病院に行くか迷われる時には、#7119に相談していただくと、医師や看護師からアドバイスを受けることができます」

    今の時季から暑さに慣れておくことが大事

    熱中症にならないために、夏本番を迎える前の今の時季から暑さに慣れておくことが大事だ。

    松山大学・田中英登特任教授:
    「特に気温が高くなると『汗をかく』ことがポイント。体が暑さに慣れることを専門用語で『暑熱順化』と呼んでいます」

    私たちの体は、暑い時、汗をかくことで体の熱を外へ逃がし、体温を調節している。

    この、汗をかいて体が暑さに慣れることが「暑熱順化」という仕組みだ。

    慣れるまでには、1週間から2週間ほどかかるという。

    田中英登特任教授:
    「普段あんまり運動されてないような方は、徐々に汗をかく機会を増やしていくのが良いと思います」

    インターバル速歩

    効果的な方法として挙げられるのが、20分程度のウォーキングやジョギング、39℃から40℃での10分から15分の半身浴など。

    2日に1回ほど、習慣的に汗をかくことがポイントだ。

    また、運動習慣の少ない中高年や高齢者にオススメなのが。

    田中英登特任教授:
    「『インターバル速歩』といいます」

    早歩きとゆっくり歩きを3分間ずつ交互に繰り返し、1日4セット、トータル20分程度行う。

    小川アナウンサーが、インターバル速歩にチャレンジしてみた。

    小川日南アナウンサー:
    「これはどんなところがポイントですか?」

    田中英登特任教授:
    「まずは、①背筋をしっかりと伸ばすこと、②足を上げること③腕を振ることここが1つのポイント」

    3分間の早歩きのあとは、ゆっくり歩きながら呼吸を整えることが大切だ。

    やる前に水分補給が重要

    田中英登特任教授:
    「でも、絶対忘れてはいけないのは、やる前に水分補給。これは絶対に忘れてはいけません」

    ただ、一度『暑熱順化』できても、また数日暑さから遠ざかると、効果は弱まってしまうという。

    田中英登特任教授:
    「多分今年も気温が相当高そうです。7月は30度を超える日が多いと思いますので、そこに照準合わせて、今のうちから暑さ対策、暑熱順化のトレーニングをやっていただけると良いかなと」

    気象庁の3カ月予報によると、平年より気温が高くなると予想されていて、梅雨明け早々猛暑日になる可能性がある。

    本格的な暑さを迎える前から少しずつ汗をかく習慣をつけ、暑さに負けない体づくりを進めることが大切だ。

    “すでに救急搬送は去年の3倍超!?”「5月の熱中症」を防ぐ体をつくる、それが「暑熱順化」【愛媛発】

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