テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「冬タイヤ」についてお伝えします。
南国・宮崎にも冬の厳しい寒さが訪れています。23日には宮崎市でウメの開花が発表されましたが、手放しで春の訪れを喜ぶにはまだ早いようです。
宮崎県内でも銀世界広がる
まずは1月11日に五ヶ瀬町鞍岡で撮影された、「なるみさん」からの映像です。
画面いっぱいに広がる銀世界は、まるで東北地方の雪国のような光景。古山さんによると「少なくとも10センチは積もっていたのではないか」というほど、しっかりとした積雪が確認できます。
続いては、同じく11日に椎葉村で撮影された、「りかたんさん」からの映像です。こちらもしんしんと雪が降り積もる様子が捉えられており、宮崎県内とは思えないような厳しい冬の表情を見せています。
24日から25日にかけての週末も、山沿いを中心にこのような大雪となる恐れがあり、最大で10センチの降雪が予想されています。
ノーマルタイヤでの走行は「違反」?
ここで古山さんから、ドライバーの皆さんに重要なクイズが出されました。
「ノーマルタイヤでの雪道走行。命や信用だけでなく、何を失うと思いますか?」
古山予報士が用意した手書きのフリップには、ショッキングな答えが書かれていました。正解は「お金」です。
実は、積雪や凍結した道路をノーマルタイヤ(防滑措置を講じない状態)で走行することは、道路交通法違反になる可能性があるのです。普通車の場合は、6,000円の反則金が科される場合があります。宮崎県警察本部も、雪道でのノーマルタイヤ走行に対して警鐘を鳴らしています。
古山予報士は「ちょっと待った!」と書かれたイラストを押し出し、「慣れない雪道の運転は非常に危険です。冬用タイヤを装着していない場合は、不要不急の外出を控えてください」と強く呼びかけました。
「宮崎で雪が降る」気圧配置とは?
24日にかけて雪が予想される背景には、冬型の気圧配置の変化があります。
今回の「長期寒波」では寒気が「北西」方向から流れ込んでいましたが、24日は「真西」に変わる見込みです。これにより、熊本方面から雪雲が遮られることなく流れ込みやすくなります。特に24日の午前中は、南部でも日南・串間などでみぞれが降る可能性があり、山沿いでは未明から昼過ぎにかけて雪のピークを迎える予想です。
「ウメも咲かなきゃよかったと後悔するような寒さ」と古山予報士が表現した今回の寒波。路面凍結や積雪への備えを万全にし、法律を守った安全な行動を心がけたいですね。
(テレビ宮崎)
