2025年の10月りゅう座流星群は9日明け方に極大 今年の観測条件は?
「10月りゅう座流星群」とは
そのほかにも出現が期待される様々な流星群がありますが、10月に活発となるものに「10月りゅう座流星群」があります。
「10月りゅう座流星群」は「ジャコビニ・ジンナー彗星」が軌道上にまき散らした塵などが、地球の大気圏に飛び込む際に流星群になると考えられています。
一般的に日本では「ジャコビニ流星群」と呼ばれてきましたが、世界中の天文学者から成る国際的組織、国際天文学連合(IAU)が開催した2009年8月の総会において、流星群については一定のルールにて和名が見直され、「10月りゅう座流星群」と名付けられました。
流星群の活動の極大は10月8日頃とされています。三大流星群と比べると流星の数は多くはありませんが、毎年観測されています。
過去には大出現も 2025年は観測条件厳しく
「10月りゅう座流星群」は予測が難しい流星群です。
母天体であるジャコビニ・ジンナー彗星が2公転する13年ごとに活動が活発化するとされ、2024年はその周期に当たりました。しかし、2025年は周期から外れており、大出現は期待できません。
ただ、日本では好条件と思われていた1972年はさっぱり流れなかったという記録があり、なかなか予測が困難です。
日本では、1985年と1998年に1時間あたり100個程度の流星の出現が観察されました。近年では2011年、2018年に活発な活動が報告されました。
近年は、出現の周期に当たらない年でも1時間に数個程度の流星が毎年観測されています。
10月8日夜~9日明け方が極大 観測のポイント
「10月りゅう座流星群」の1時間あたりの流星数は毎年数個程度です。今年は暗い流星が多く、出現数も少なめと見られます。ただ、彗星が近日点に達すると、流星群を引き起こすことがありますが、2025年は、彗星が再び近日点に達する見込みですので、突発出現の可能性がわずかにあります。
観測のポイントは、流星は放射点を中心に放射状に出現するため、放射点付近だけでなく、空全体を広く見渡すことです。
また、屋外の暗さに目を慣れさせるために、少なくとも15分くらいは観測を続けてみましょう。南に月があるため、北~北西方向の空を眺めると観測しやすくなります。
場所はできるだけ街灯など光の影響を受けず、空を広く見渡せる場所が良いでしょう。
10月に見られる3つの流星群
この流星群は、放射点が南と北に分かれて、それぞれ南群、北群と呼ばれています。極大は南群が11月5日頃、北群が11月12日頃です。
火球と呼ばれる明るい流星が多く流れることで話題になります。
また、10月中旬から下旬にかけて活動が活発となるのが「オリオン座流星群」です。極大となるのは10月21日頃で、大出現となった2006年は3~4日間も流星が出現しました。
10月下旬に近づくにつれて、日中は過ごしやすい陽気が増え、朝晩は一層夜風が涼しくなってきます。天体観測をする際には、1枚羽織るものや長袖があると良さそうです。
