秋の降水量 東京都心は今世紀で最少 空気の乾燥続く太平洋側 火の取り扱いに注意
秋(9~11月)の降水量 記録的に少ない所も
〇関東主要地点の秋(9~11月)の降水量 ※()内は平年値
・前橋市 168.5ミリ(389.6ミリ)
・宇都宮市 194.5ミリ(462.6ミリ)
・水戸市 280.0ミリ(451.4ミリ)
・熊谷市 219.5ミリ(428.8ミリ)
・東京都心 327.0ミリ(556.0ミリ)
・千葉市 404.5ミリ(524.5ミリ)
・横浜市 542.5ミリ(589.5ミリ)
前橋市では過去最少を更新したほか、東京都心は327.0ミリで平年の6割に届かず、今世紀に入って最少となりました。
また、先日大規模な火災が発生した大分市佐賀関(さがのせき)では、123.5ミリで平年の3割以下と、極端に雨が少なかったことがわかります。
12月~1月も太平洋側では降水量が平年並みか少ない
毎日のように火災のニュースが相次ぐ中、冬の間は広い範囲にわたって空気の乾燥しやすい日が多く、この先も火の取り扱いに十分注意が必要です。また、全国的にインフルエンザが流行しています。手洗いやうがいの励行、マスクの着用、加湿など、体調管理にも十分お気をつけください。
空気が乾燥 加湿する際のポイント
① 加湿器を使ったり、洗濯物や濡らしたタオルなどを室内に干したりして、適度な湿度を保ちましょう。室内の最適な湿度の目安は50~60%です。湿度計を使うと簡単に湿度を計ることができますので、こまめにチェックするのが、おすすめです。加湿器を使った場合は、点検や清掃を定期的に行ってください。
② 室内の湿度が高くなると、窓ガラスが外気で冷やされ、結露しやすくなります。カビが発生する原因にもなりますので、結露したら、ふき取ってください。
③ 鍋料理は、体の中から温まるだけでなく、様々な栄養を一度に摂取でき、水分もたっぷり取れます。また、鍋料理からの湯気によって、室内の湿度を上げる効果もあります。
なお、適度な湿度を保つには、加湿と換気を併用するよう、心がけてください。
