天気急変に要注意 16日金曜まで激しい雨や落雷・竜巻の恐れ 更なる大雨災害に警戒
今夜は激しい雨や落雷、竜巻など突風の恐れ
南からは雨雲のもとになる湿った空気が流れ込んでいて、全国的に大気の状態が非常に不安定です。
北から南まで、あちらこちらで雨雲がわき、局地的にかなり発達をしています。
午後3時40分までの1時間降水量の最大値は、広島県安芸太田町の加計で45.5ミリ(午後3時30分)、京都府南丹市美山で35.0ミリ(午後3時40分)など、バケツをひっくり返したような激しい雨の降った所もあり、西日本の日本海側を中心に、「竜巻注意情報」が相次いで発表されています。
また、関東も昼過ぎ以降は、内陸部で所々雨雲が発達し、東京都内でも青梅市などで降水を観測しました。
帰宅時間帯は、急に激しい雨が降ったり、雷が鳴る所もありそうです。東京都心も急な激しい雨や雷に注意してください。
雷鳴が聞こえたり、急に冷たい風が吹くなど、積乱雲が近づく兆しがある際には、早めに安全な建物の中に移動するようにしてください。
あす14日 広く雷雨に注意 関東は雨降り続く
九州から近畿、北陸にかけて、朝までに雨のやむ所が多いですが、雨がやんでも日中は天気が変わりやすく、急な雨や雷、突風に注意が必要です。
東海は昼頃まで雨、関東は日中は雨が降ったりやんだりで、傘が手放せない天気になるでしょう。
東北は太平洋側中心に日中は雨、日本海側も所々で一時ザっと雨が強まったり、雷雨になったりすることがありそうです。
北海道も天気が変わりやすく、日が差しても、突然の強い雨や雷に注意してください。
沖縄や九州南部は、雨が降ったりやんだりでしょう。
沖縄はあす14日(水)午前にかけて、いったん雨が小康状態となりますが、午後から再び活発な雨雲が接近し、本島北部では再び大雨警報を発表する可能性が高くなっています。梅雨末期のような大雨になっています。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒してください。
16日まで変わりやすい天気 雷雨に注意
このため、大気の不安定な状態は、16日(金)頃まで続く見込みです。
特に、15日(木)は、関東甲信や東北周辺で午後から雨雲が発達しやすくなり、強い雨や激しい雨の降る所があるでしょう。
この6月は各地で記録的な大雨となっています。
きのう6月12日(月)までの20日間降水量は、愛知県豊橋市で551.0ミリ(平年の約6倍)、茨城県土浦市で372.0ミリ(平年の約5倍)、東京都心は345.0ミリ(平年の約3.4倍)など、平年に比べて3倍から6倍に値する所もあり、かなり地盤が緩んでいます。少しの雨でも土砂災害などの発生リスクが高まりますので、警戒が必要です。
今後、予想される降水量や雨が強まる時間帯などは、常に最新情報をご確認の上、安全確保を行ってください。
週末には安定した晴天 猛暑予想も
17日(土)から18日(日)にかけて、暑さのピークとなりそうです。
北海道から九州まで、晴れれば、あっという間に気温が30℃に達する所が多く、中でも、関東甲信や東北では早い時間帯から30℃を超える真夏日となり、35℃以上の猛暑日になる所も出てきそうです。
暑さが一段と厳しくなりますので、これまでよりも万全な暑さ対策が必要でしょう。
毎年、梅雨の晴れ間は、熱中症の搬送者が増えることが多くなります。
まだ6月だからと暑さに我慢をすることなく、エアコンや扇風機を使用して、熱中症に気を付けてお過ごしください。
