西から雨雲接近 明日15日は「春の嵐」に警戒 気温は乱高下
西から雨雲接近中
まだ雨雲は東シナ海が中心ですが、九州には雨雲が迫っています。
今日14日、九州は午後から次第に雨の範囲が広がり、中国、四国も夜は所々で雨が降るでしょう。
明日15日「春の嵐」に要注意
前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んで、前線付近では活発な雨雲がかかりやすくなりそうです。
明日15日は、九州や中国、四国は雨が降ったりやんだりで、午前中から局地的に雨や風が強まる見込みです。近畿や東海、関東も日中は雨や風の強まる所があるでしょう。南風が強まり、「春一番」が吹く可能性もあります。北陸は午後から、東北は朝から雨が降り、夜は横殴りの雨になる所があるでしょう。大気の状態も不安定で、落雷や竜巻などの突風など、荒れた天気に注意、警戒が必要です。北海道も午後から湿った雪が降り、日本海側は吹雪になる所もありそうです。
明日は南風強まり関東など「春一番」か 明後日は気温急降下
そもそも、春一番が発表されるようになったのは、船舶の遭難事故が由来であると言われています。大昔になりますが1859年3月17日、現在の長崎県壱岐市(郷ノ浦)で、強風にあおられて船が転覆し、53人の漁師が亡くなるという事故がありました。これを理由に、春一番は、急発達する低気圧がもたらす強い南風を、防災上の注意を促す情報の1つとして、言い伝えられたという説があります。
暖かな南風による気温の上昇によって、融雪が一気に進む可能性もあるため、雪山の急斜面には近づかないでください。また、花粉も一気に大量飛散することになりそうです。
そして、明日15日は「南寄りの風」ですが、低気圧が東へ進むにつれて、風向きは「北寄りの風」に変わり、風向きの変化に伴って、「気温が急上昇」した後、「急降下」しそうです。気温が乱高下するため、寒暖差にも注意が必要です。
