前橋市と桐生市で40℃以上 関東で酷暑日が続出 日本の歴代最高気温を更新か
今日5日 群馬県前橋市と桐生市で40℃以上を観測 災害級の暑さ
午後0時20分までに、群馬県桐生市で40.5℃(過去最高タイ)、前橋市で40.1℃(過去最高)と40℃以上の酷暑日を観測しました。
また、群馬県高崎市の上里見で39.7℃、東京都府中市で39.2℃(過去最高タイ)とほかにも40℃に迫っている所があります。
今日5日、関東の広い範囲で危険な暑さとなっている原因はいくつかあります。
まず、関東地方は朝から晴れていること、そして、平年を大幅に上回る暖気が流れ込んでいます。※館野の上空約1500メートル付近の暖気は昨日4日午後9時に25℃を観測。(平年値は19.1℃)
その上、暑い空気が山を通り越えてさらに気温が上昇するフェーン現象も加わっていることから、広い範囲で朝からハイペースで気温が上がり、異例の猛暑となっています。
なお、7月30日から今日5日までの7日間のうち、8月3日を除く6日間は日本国内のどこかで40℃以上を観測しています。
ちょうど1週間前の7月30日、兵庫県丹波市柏原町(かいばらちょう)で41.2℃を観測し、国内の歴代最高気温を7年ぶりに更新したばかりですが、今日5日はそれを上回るほどの危険な暑さが関東で予想されています。
命に係わる危険な暑さとなっていて、徹底して暑さに備える必要があります。できる限り外出は控えて、エアコンの効いた涼しい場所でお過ごしください。
※「酷暑日」は日本気象協会独自でつけた名称であり、気象庁が定義しているものではありません。
熱中症の症状とは?
はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。
他にも「なんとなく体調が悪い」「すぐに疲れる」というのも初期症状です。また、周囲の方から見て「イライラしている」「フラフラしている」「呼びかけに反応しない」「ぼーっとしている」といった、いつもと違う症状も、熱中症を疑うポイントです。
症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。
応急処置をしても症状が改善されない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼んでください。
