2025年「紅葉見頃予想」(第3回) 全国的に見頃遅く 東・西日本は11月下旬
全国各地の紅葉見頃予想
紅葉の見頃は、秋(9~11月)の気温が低いと早まり、高いと遅くなります。9月から10月中旬にかけて、全国的に気温は高くなりましたが、10月下旬以降は北・東日本を中心に平年より低くなりました。
この先11月は、北日本ではたびたび寒気の影響を受けますが、東・西日本では寒気の影響は弱く、気温は平年より高くなる見込みです。そのため、これから見頃を迎える東日本の平野部と西日本の紅葉の見頃は遅くなる所が多いでしょう。
各地の紅葉見頃予想
紅葉の見頃は、平年より遅い所が多いでしょう。
北日本は、10月半ばごろまで気温は平年より高く推移しました。そのため北海道では、平年より見頃が遅くなった地点が多くなりました
東北地方の色づきは平年より遅くなっていましたが、10月下旬の冷え込みで色づきが進み、紅葉の見頃を迎えた所が多くなっています。この先11月も寒気の影響を受ける日があり、これから見頃を迎えるスポットでは、11月中旬には見頃となる所が多いでしょう。
■東日本(関東甲信・北陸・東海)
紅葉の見頃は、平年より遅い所が多いでしょう。
9月以降、10月中旬まで平年より気温が高い傾向が続きましたが、10月下旬以降は平年より低く推移しています。このため、標高の高い紅葉スポットでは、色づきが進み、すでに見頃を迎えた所が多くなっています。この先、11月の気温は平年より高くなる見込みのため、平野部の紅葉スポットの見頃は、平年より遅くなる所が多いでしょう。
■西日本(近畿・中国・四国・九州)
紅葉の見頃は、平年より遅い所が多いでしょう。
9月以降、10月中旬まで平年より気温が高い傾向が続きましたが、10月下旬以降はほぼ平年並みに落ち着いています。しかし、この先11月の気温は、平年より高くなる見込みです。そのため、西日本の紅葉スポットでは、見頃が平年より遅くなる所が多いでしょう。
