来週は今季一番の寒気流入 その後は冬型続かず 12月半ばにかけて寒暖差大 1か月
数値予報モデルによる予測結果
1か月平均の海面気圧は、中国東北区付近で気圧が平年より低く、シベリア高気圧の張り出しが日本海付近で弱いため、北日本中心に冬型の気圧配置が長続きしにくいでしょう。また、東シナ海から日本の南東で平年より気圧が高く、東・西日本中心に高気圧に覆われやすくなりそうです。
上空約1500mの気温は、寒気の南下が弱いため北日本を中心に平年より高い一方、東日本や西日本、沖縄・奄美は平年からの隔たりが小さいと予測されています。
北日本を中心に高温傾向 晴天多く空気乾燥
そろそろ日本海側では寒気の影響を受けやすくなり、雨や雪が降ったり、しぐれる日も多くなる頃ですが、比較的晴れる日が多いでしょう。
この先1か月の降水量は、東日本と西日本では平年より少ない見込みです。北日本や沖縄・奄美は平年並みとなるでしょう。
日照時間は東日本と西日本で平年より多く、北日本では平年並みか多い見込みです。沖縄・奄美では平年並みとなるほかは日照時間が多い傾向で、比較的晴れが多い見通しです。
なかなか雨が降らず、空気の乾燥が続くため、風邪やインフルエンザには一層の注意が必要です。
また、1か月の気温は、北日本で平年並みか高く、東日本や西日本、沖縄・奄美は平年並みとなるでしょう。寒気の影響は受けても長く続かず、一時的となりそうです。
17日~19日頃は今季一番の寒気が南下 寒さや雪に注意
17日(月)夜から日本付近は強い冬型の気圧配置となり、18日(火)にかけて日本海側から真冬並みの寒気が流入するでしょう。
上の図は18日(火)午前9時の上空1500メートル付近の寒気の予想図です。平地に雪を降らせる目安となるマイナス6℃以下の寒気が北海道や東北だけでなく、九州や中国地方など西日本の一部に流れ込む見込みです。19日(水)にかけては、北陸や関東など東日本も真冬並みの強い寒気が流れ込むでしょう。
西日本の平地でも初雪となる可能性があります。各地でダウンコートが必要なくらいの寒さになりますので、急な寒さや雪にご注意ください。
【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・東海・北陸地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方
