梅雨のサインはすでに 変わり始めた「雨の降り方」に注意
雨の降り方の変化でわかる「梅雨のはしり」
実際、向こう一週間は前線が本州付近を南北に行き来し、天気は数日ごとに変わる見込みです。すでに梅雨の入り口に差しかかっているといえそうです。
特に週の中頃は、前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが強まり、広く雨が降るでしょう。九州など西日本では、局地的に雨雲が発達し、雨の降り方が強まる可能性があります。
ただ、この先一週間程度は、本州付近に前線が停滞しにくいため、雨が長く降り続く状況にはなりにくい見込みです。
一方で、この「強く降ったりやんだり」を繰り返す天気が、梅雨入り前に見られる典型的なパターンといえそうです。
なぜ天気のパターンが変わるのか
要因のひとつとして、暖かく湿った空気の流れ込みがあります。
この時期は、南から湿った空気が流れ込みやすくなり、前線の活動が活発になることがあります。
太平洋高気圧の張り出しが安定していない現在は、前線が本州付近に北上したかと思えば南へ下がるような動きをしており、雨の降る日と晴れ間が出る日が短い周期で交互に現れる、いわゆる「梅雨のはしり」の状態となっています。
その背景にあるのが、インド洋付近で強まる季節風(南西モンスーン)の影響です。
例年は、モンスーンの強まりとともに、南シナ海から東シナ海方面に水蒸気(雨雲のもととなる暖かく湿った空気)が運ばれやすくなってきますが、現時点では、その流れはまだ一時的に強まる程度にとどまっています。
今年は、この先、太平洋高気圧が強まっても、前線が同じ場所にとどまり続けるというよりは、位置を変えながら影響してくる可能性があります。
その一方で、日本付近に持続的に湿った空気が流れ込むようになると、雨の降るタイミングでは、降り方が強まりやすくなることが考えられます。
雨の降る日と晴れ間が出る日を繰り返しながらも、降るときには強く降るという特徴が目立つようになりそうです。本州も次第に雨の季節へと移り、雨の降り方に変化が見られるようになるでしょう。
最新の梅雨入り予想 雨への備えを
これは、すでに前線の北上や湿った空気の流れは整い始めているものの、前線が本州付近に停滞しにくく、南北に動きやすい状態が続くためです。
一方で、こうした状態から一歩進み、湿った空気が持続的に流れ込むようになると、梅雨入りとなる可能性があります。
今年は、雨の降る日と晴れ間が出る日を繰り返す中でも、雨の降るタイミングでは、降り方が強まるおそれがあります。
側溝の掃除をして家の周りの水はけをよくしておくなど、雨への備えておくとよいでしょう。

