11月中頃から一気に寒く 紅葉の見ごろは? 冬コートのタイミングは? 1か月予報
1か月全体 北は高温傾向 南は低温傾向 ポイントは?
それによりますと、この先は1か月全体の平均気温は、地方によって大きく差がでそうです。北海道・東北では、暖かい空気が流れ込みやすいため「平年より高い」ですが、関東甲信・東海・北陸は「平年並み」でしょう。一方、近畿~九州は「平年並みか低い」、寒気の影響を受けやすい沖縄・奄美は「平年より低い」予想です。
特に、沖縄・奄美では、11月10日頃から「かなりの低温」が予想され、「低温に関する早期天候情報」も発表されています。農作物の管理や体調管理に、注意が必要です。
1か月全体では「北ほど高温傾向、南ほど低温傾向」ですが、週ごとに詳しく見てみますと「急に寒くなる時期がある」というのがポイントです。
【11月6日~12日】沖縄・奄美は 一足早く季節が進む
一方、この週の平均気温は、九州~近畿では「平年並み」ですが、東海や北陸~北海道は、暖かい空気が流れ込みやすいため「平年より高い」でしょう。7日日曜は「立冬」で暦の上では冬を迎えますが、東海や北陸~北海道では、冬どころか晩秋らしくない気温となりそうです。
【11月13日~19日】関東甲信・東海・北陸で 一気に秋が深まる
ただ、この週、一気に秋が深まるのが、関東甲信・東海・北陸です。関東甲信・東海・北陸の平均気温は「平年並み」と、前週の高温傾向は解消されるでしょう。11月15日は七五三で、この週はお参りを予定している方もいらっしゃると思います。子供たちが元気に走り回った後、体を冷やさないよう、十分お気をつけください。
また、日本気象協会が11月4日に発表した「紅葉見ごろ予想」によりますと、高尾山では11月15日頃に紅葉が見ごろを迎えそうです。ただ、山は麓よりも気温が低いので、紅葉狩りは暖かい服装でお出かけください。
【11月20日~12月3日】九州~近畿と東北・北海道で 急に冬へ 日本海側は雪も
この頃、一気に寒くなるのが、九州~近畿、そして東北・北海道です。
西回りで寒気が入りやすくなるので、九州~近畿では、急に冬に近づきそうです。九州~近畿でも、標高の高い所では、朝晩はトレンチコートでは寒く感じられ、冬のコートやマフラー・手袋が欲しくなるほどでしょう。
寒がりの方や暑がりの方など様々ですが、一般的に、気温が5℃違うと服装1枚分に相当すると言われています。この時期は、お出かけの時間帯によって、気温が大きく違ってきます。調節しやすい服装を心掛けるなど、服装選びに注意が必要です。
また、11月22日は二十四節気の「小雪」で、暦の上では冷え込みが厳しくなり、小雪がちらつき始める頃です。東北や北海道の日本海側では、この頃になると、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多くなるでしょう。冬タイヤの交換などは、余裕をもって早めに行ってください。
