関東地方 今週後半は台風由来の蒸し暑さ お彼岸を過ぎても熱中症注意
21日は気温上昇 カラッとした暑さでも水分補給を忘れずに
そのため明け方まで雨の降る所がありますが、日中は晴れる見込みです。夕方以降はにわか雨の可能性がありますが、雨の降り方は弱く、雨の降る範囲も狭いでしょう。
日中の最高気温は東京都心で33℃と、今日20日(土)より大幅に高くなりそうです。そのほか横浜市、千葉市、さいたま市で32℃と、関東南部は多くの所で真夏日になるでしょう。
真夏のような蒸し暑さではなくカラッとした暑さになりますが、今日との気温差が大きく開きます。体調を崩さないように注意しつつ、こまめに水分を補給したり、冷房の効いた涼しい場所で過ごしたりしてください。
26日頃はまた暑い 台風の影響で不快な蒸し暑さに
最低気温は20℃を下回る所がほとんどで、朝は少しヒンヤリとした空気に包まれるでしょう。
最高気温は26℃から27℃くらいの所が多く、軽めの装いで過ごすことが出来るくらいの快適な陽気になりそうです。
この暑さの要因は台風19号によるものです。
25日(木)頃から日本付近を覆っていた高気圧が北海道の東に移り、台風19号が運んでくる湿った空気が流れ込みそうです。
台風は暖かく湿った空気のかたまりでできています。そのため、明日21日(日)はカラッとした暑さになりますが、26日(金)はムシムシとした不快な暑さになりそうです。
なお、台風19号はまだ進路が定まっておらず、日本列島に近づくことも十分に考えられます。
最新の気象情報をこまめに確認しながら、熱中症対策と併せて台風対策も心得ておきましょう。
熱中症を引き起こす条件
1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。
また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。
締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。
肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。
低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。
二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。
長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。
