九州 台風6号の影響いつまで 10日午前中にかけて線状降水帯の発生に警戒を
台風6号 暴風域を保ったまま北上
台風6号は、この後も暴風域を伴ったまま、九州の西の海上を自転車並みの速度で北上し、今夜遅くに長崎県五島付近を通過するでしょう。あす10日未明から朝は対馬海峡へ進み、その後、朝鮮半島を北上する見込みです。
九州はあす10日かけて、大雨や暴風、高波が続きますので厳重に警戒して下さい。
線状降水帯の発生に警戒を
おととい7日からの48時間の雨量は、宮崎県や鹿児島県では400ミリに達し、平年8月1か月分を上回り、記録的な大雨になっている所があります。九州南部や大分県では土砂災害の危険度が高まっている所がありますので、土砂災害に厳重に警戒して下さい。
台風6号の北上に伴い、今後、活発な雨雲がかかるエリアも変わってきます。九州は、あす10日午前中にかけて線状降水帯が発生しやすい気象状況で、発生すると急激に大雨災害の危険度が高まるおそれがあります。特に、台風接近時や夜間に線状降水帯が発生すると避難が困難になりますので、土砂災害警戒区域や崖の側、浸水想定区域や川の側などにお住まいの方などは、早めに避難し、今夜は身の安全を確保できる場所でお過ごし下さい。
暴風・高波にも厳重警戒
この後、長崎県が次第に暴風域に入る見込みです。あす10日にかけて九州は沿岸部を中心に瞬間的に35m/s前後の暴風が吹くおそれがあります。飛来物により負傷したり、風にあおられて転倒するおそれがあり、車の運転も危険になります。特に暴風域に入る所は不要不急の外出は控えるようにしましょう。
また、あす10日にかけて九州の沿岸海上はうねりを伴う大しけやしけが続きますので、海岸には近づかないようにして下さい。
