九州 長崎県平戸市などで記録的な大雨 土砂災害に厳重警戒 3連休も大気不安定
線状降水帯発生 午後も激しい雨のおそれ
特に、きょう15日未明から長崎県や佐賀県を中心に発達した雨雲がほとんど停滞し、午前9時すぎは長崎県で線状降水帯が発生しました。繰り返し猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、きのう14日からきょう15日午前11時までの雨量が、長崎県平戸市は480.0ミリと平年9月の2倍を超え、長崎県松浦市は402.5ミリと平年9月の1.8倍になるなど、記録的な大雨になっています。
上空の風が弱いため、このあともしばらく発達した雨雲が同じような場所にほとんど停滞する見込みです。長崎県や佐賀県はきょう15日の昼過ぎまで、雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨が降るおそれがあり、さらに雨量が増えるでしょう。また、九州その他のところも、午後は強い日差しの影響も加わり、雨雲が急に発達するところがありますので、天気の急な変化に十分ご注意ください。
長崎県・佐賀県で土砂災害の危険度高まる
午前11時現在、長崎県平戸市や松浦市、佐世保市、佐々町、佐賀県唐津市や玄海町、伊万里市に「土砂災害警戒情報」が発表されています。
山の斜面の側や崖の側などにお住まいの方は、直ちに安全な場所へ避難してください。また、増水した川や水路等に近づくと危険です。また、冠水した道路等では側溝や用水路との境目がわかりづらくなり、車や人が転落して流されるおそれがありますので、近づかないでください。
3連休も大気不安定
来週中頃は秋雨前線が南へ下がるため、一時的に秋の涼しい空気が流れ込んでくる見込みです。
