北海道 函館で月降水量第1位に!
停滞した前線の影響で雨の降る日が続いた
このように函館で雨の降りやすい状況となった要因は北海道の南岸から東北北部付近に停滞した前線です。前線は異なる空気の境界ともいえます。
今回の前線は、南側には太平洋高気圧から吹き出す暖かく湿った空気が流れ込み、一方、北側にはオホーツク海高気圧から入る冷涼な空気や、大陸から流れ込む秋の空気が居座り、その結果、前線が同じような位置に停滞しました。
東北北部での豪雨災害はニュースなどでも頻繁に伝えられたのは記憶に新しいですが、この前線は函館周辺にも多量の雨をもたらしたといえるでしょう。
雨はおさまるが、河川の増水などには引き続き注意を!
また、この先一週間の予想天気を見ると、3日まではまとまった雨の降る可能性は低いですが、その後は再び前線や気圧の谷の影響で雨が降りやすくなる見込みです。また、南西諸島に近づきつつある台風第11号の動向によっては週明け以降、北海道に影響を及ぼす可能性があります。今後の台風情報にも注意していきたいところです。
