北海道 気温が高めの1か月で、近づく春の足音 引き続きなだれや落雪などに注意
季節の歩みは順調に進むため、一足早く春を感じられる日も増えていきそうですが、日本海側を中心に積雪の多くなっている地域もあります。雪解けによる事故などには十分に注意して過ごしましょう。
1週目(2月21日~27日)晴れる日が多く、21日(土)と22日(日)は春の陽気に
23日(月)は気圧の谷の影響で、道内は雨の降る所が多くなりそうです。気圧の谷の通過後は、次第に寒気が流れ込むため、午後は湿った雪の降る所があるでしょう。風も強まるため、ふぶきや吹きだまりによる交通障害に注意して下さい。しかし、天気の回復は早く、24日(火)には雨や雪がおさまり、その後は広い範囲で晴れ間や日差しが出る見込みです。
そして、ポイントとなるのが気温の高さです。
1週目は平年よりかなり高い気温となる日もあり、高温のピークは21日(土)から22日(日)頃となります。日差しが降り注ぐ中で、最高気温は8℃~10℃前後まで上がり、全般に4月上旬並みの気温となるでしょう。今年初めて二桁気温となる所もありそうです。日中の気温の高さに加え、札幌は22日(日)と23日(月)の予想最低気温が4℃と、統計史上2月としては最も高い最低気温となる可能性もあります。
一足早く春を感じられる週末となりそうですが、屋根からの落雪、なだれ、泥ハネなどには十分に注意して下さい。
2週目(2月28日~3月6日)厳しい寒さの峠を越える 季節の変わり目は体調管理に注意
例えば、札幌の2月中旬の最高気温は平年で0.2℃、それに対し、3月上旬の最高気温の平年値は2.5℃と、気温のベースが少しずつ上がってくるため、北海道の厳しい寒さを経験した人にとっては、ようやく寒さの峠を越えたように感じられそうです。室蘭や函館では、シーズン最後に真冬日となるのが例年で3月5日頃と、3月上旬を最後に、真冬日からしばらく解放される地域もあります。ただ、日中の気温が上がり始める季節の変わり目は、朝晩との気温差によって体調を崩しやすくなるため、注意が必要です。
そして、天気傾向としては平年同様、日本海側で曇りや雪の日が多く、オホーツク海側や太平洋側では晴れる日が多くなる見込みです。これまでは厳しい寒さの中で降る雪のため、全般に乾いた雪でしたが、この時季は徐々に湿った雪の降る日が多くなるでしょう。少しの雪の量でも、腰に負担がかかりやすい雪質のため、作業の際は注意しましょう。
3~4週目(3月7日~3月20日)雪解けは順調に進む なだれなど融雪事故に注意
3月にかけて気温はプラスの日が多くなるため、雪解けは順調に進んでいくでしょう。昨年の札幌は、2月後半に多い日で積雪が90センチに達していましたが、3月下旬には20センチを切っていました。今日19日(木)、午後4時時点で札幌は積雪が105センチと、平年と比べるとおよそ30センチ前後も多くなっているため、路面状況の悪化や雪山が崩れる、屋根からの落雪など雪解けが進むことによる災害にはより一層の注意が必要です。また、山間部や傾斜地では気温の上昇に伴い、「全層なだれ」の危険性が高くなります。スキーなどレジャーに行く際には、最新の気象情報を確認することが大切です。

