雨の降る日が増えるも記録的な少雨は解消せず 春の訪れは早い 1か月予報
数値予報モデルによる予測結果
1か月平均の海面気圧(左図)は、日本付近で等圧線の間隔が広く、高気圧と低気圧が交互に通過する見通しです。春の天気の特徴である、短い周期で天気が変化することを意味しています。また、オホーツク海付近には低気圧が予想され、北日本では低気圧や湿った空気の影響で天気が崩れる日があるでしょう。
上空約1500mの気温(右図)は、日本付近のほとんどの地域が、平年より気温の高い黄色のエリアに入る見込みです。特に3月初めにかけては、全国的に春本番を思わせるような暖かい空気に覆われるでしょう。
3月初めにかけて気温は高い傾向 融雪災害やスギ花粉に注意
この時期注意が必要なのが、花粉です。日本気象協会が今日19日に発表した「2026年春の花粉飛散予測 第4報」によると、スギ花粉の飛散のピークは東京や福岡では2月下旬から入り、3月上旬から中旬にかけて続々とピークを迎える見通しです。晴れて気温が平年より高くなると花粉は飛びやすい傾向にあります。つらい季節が長く続きますが、万全の対策をしてお過ごしください。
雨の日増えるも記録的な少雨の解消は見通せず
日照時間は全国的に「平年並み」でしょう。3月は紫外線が強まり始める時期でもあり、服装も薄着になります。紫外線対策もしっかりしましょう。北日本~東日本の日本海側の降雪量は平年「並みか少ない」予想です。それでも一時的に強い寒気が流れ込み、雪の量が増えることもありそうです。雪が積もっている所に新たに雪が積もると、「表層雪崩」の危険度が増すこともあります。
【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・東海・北陸地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方
融雪災害に注意
① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
② 雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。

