過去40℃経験は18都県 今夏は40℃未経験地でも可能性あり 猛暑が長期戦
今日24日 京都府福知山市で今年全国最高39.4℃ 猛暑日は今年最多に
明日25日(金)以降、北海道の記録的な猛暑は収まってきますが、東日本・西日本では、災害級の危険な暑さは長期戦となりそうです。
2018年以降、毎年どこかで40℃以上観測
原因は、地球の温暖化や海面水温の上昇により、偏西風が北に偏り、暖気が日本付近に入りやすいこと。また、太平洋高気圧+太平洋高気圧より背の高いチベット高気圧の布団2枚重ね状態になる事に加え、山越えの風が吹き降りる際の気温が上昇するフェーン現象の影響などが考えられます。都市部ではエアコンの室外機などで夜も気温の下がり方が鈍く、朝のスタートラインから気温が高い事も要因のひとつです。
過去40℃を観測しているのは、のべ18都県
大宰府市(福岡)は、年間猛暑日の日数が62日(2024年)と全国で一番多いですが、太宰府の観測史上1位は39.3℃(2024年8月2日)と、40℃以上になったことはありません。また京都市の過去最高気温は39.8℃、大阪市は39.1℃、鳥取市39.4℃など、大阪府や京都府、中国地方、九州では40℃以上を観測したことがありません(2024年まで)。
東日本・西日本は危険な暑さが続く
気象庁は今日24日「高温に関する早期天候情報」を発表しました。これは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。北海道と東北、北陸、関東甲信、東海、近畿、中国地方は7月30日頃から、四国と九州北部では8月1日頃から「かなりの高温」が予想されています。
例年、8月のお盆にかけて、年間の最高気温をマークすることが多く、今年も40℃以上を観測する可能性があるため、引き続き熱中症に厳重な警戒が必要です。
