関東は空気カラカラ 群馬の山火事周辺は20日間の雨量0ミリ まとまった雨はいつ?
群馬・妙義山で山火事 20日間の雨量0ミリ空気カラカラ
原因のひとつが乾燥です。
山火事周辺に近い群馬県高崎市(上里見)では、昨日8日(月)までの20日間の雨量が0.0ミリ、30日間の雨量も4.5ミリと、平年比11%(約1割)しか雨が降っていません。山火事が発生した8日(月)、高崎市の最小湿度は27%まで下がりました。今日9日14時までの最小湿度は高崎市29%、高崎市の隣の下仁田町(西野牧)では25%と、空気がカラカラに乾いた状態が続いています。
今年は暑くて長い夏から一転、秋が短く、冬が早く訪れました。日本屈指の豪雪地として知られる青森・酸ヶ湯では、11月18日(火)に積雪が1メートルを超えました。酸ヶ湯でこの時期に1メートルを超えるのは20年ぶりで、観測史上最も早い記録です。12月に入ってからも、短い周期で冬型の気圧配置になり、日本海側は雪や雨が降る一方、関東など太平洋側では乾燥した晴天が続いています。
14日(日)までまとまった雨なし
ただ、この冬(12月~2月)は、関東など太平洋側では平年より雨量が少なく、例年以上に空気のカラカラ状態が続く予想です。タバコやキャンプなどでの火の取り扱いには十分な注意が必要です。
空気が乾燥 山火事に注意
① キャンプなど、屋外で火を使う場合は、消火用の水などを準備し、その場を離れないようにしましょう。火を使った後は、確実に消火するのを忘れないでください。
② 空気が乾燥している日や、強い風が吹いている日は、焚火をするのはやめましょう。枯葉や枯草のある場所は、周囲に火が燃え広がるおそれがありますので、焚火をするのは絶対にやめてください。
③ たばこは指定された場所で、喫煙してください。喫煙が済んだたばこは火をしっかり消して、吸い殻の投げ捨てはやめましょう。できる限り、携帯用灰皿を使うのが、おすすめです。
④ 火遊びも、山火事を引き起こすことがあります。ほんの小さな火が、思わぬ山火事につながるおそれがありますので、火遊びは絶対にやめましょう。
