3連休に強い寒気 「西風の冬型」で北陸の平地でも大雪のおそれ 暴風・高波にも警戒
10日~11日に低気圧急発達 冬型強まる
北陸地方では、11日(日)の朝から平地でも雪に変わり、12日(月・祝)にかけて断続的に雪となるでしょう。等圧線の間隔が狭く、西寄りの風も強まるでしょう。沿岸部を中心に暴風や高波にも警戒してください。
「西風の冬型」で平地でも大雪のおそれ
このため、西寄りの風に雪雲が流され、西に開けた斜面の所で降雪量が多くなるでしょう。具体的には、福井県嶺北地方の山地~奥越地方、石川県加賀地方南部の山地、富山県東部の山間部、新潟県下越地方の山沿いなどで降雪量が多くなる予想です。警報級の大雪となる可能性もあるので、今後の情報に注意して下さい。
平地でも大雪となる所があるでしょう。西風の場合は、金沢市などは海からの距離が短く、海面水温の影響を受けて雨や湿った積もりにくい雪となりやすいですが、福井市や富山市、長岡市など、海から遠い場所ではいわゆる陸風に近いような形となり、海面水温の影響を受けずに気温が下がりやすく、雪となりやすくなります。(なお、現在の北陸地方の沿岸付近の海面水温は14度前後あります。海からの風は気温の低下を弱める働きをします。)
また、西風が立山連峰など高い山にぶつかることによって雪雲が発達または停滞して山麓側で降雪量が多くなる傾向があります。
これらのことにより、「西風の冬型」の場合は平地でも大雪となる場所があるという点に注意が必要です。
その他の平地でも、不明瞭ながらJPCZ(※)の南下も予想されるため、JPCZ通過時を中心に短時間に積雪が増えるおそれがあります。
※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むと、大雪となることが多々あります。
暴風や高波にも警戒 交通機関の乱れに注意
10日(土)には低気圧が日本海で発達するため、警報級の暴風や高波のおそれがあります。11日(日)~12日(月・祝)にかけて冬型が強まり、西寄りの風が強まるため、沿岸部を中心に警報級の暴風や高波のおそれがあります。13日(火)には冬型が緩みますが、高波は続く可能性があります。
暴風や高波で沿岸部を走る鉄道や道路を中心に影響が出るおそれがあります。また、大雪による道路渋滞や通行止め発生の可能性もありますので、3連休中にお出かけや移動を予定されている方は、最新の気象情報や交通情報を確認し、日程変更やルートの変更などを検討してください。
道路の渋滞や倒木による交通寸断に注意
屋外での作業時は屋根からの落雪に注意して下さい。できる限り、屋根の近くにいるのは避けるように心がけましょう。
平地を中心に湿った重い雪が予想されるため、倒木による交通寸断や停電のリスクがあります。懐中電灯や非常食など準備しておきましょう。
