台風5号 関東へ接近中 暴風・高波に警戒 大雨による災害にも注意・警戒を
台風5号は発達しながら北上 暴風域も
台風はこの後やや発達し、次第に暴風域を伴いながら東日本から北日本の太平洋側を北上する見込みです。また、徐々に移動速度が上がるため、いま晴れている所でも急に雨が降りだしたり、風が強まることが考えられます。飛ばされやすいものは固定したり、家の中へしまっておいたりするなど、早めの備えをお願いします。
なお、海上や沿岸部では波が高く、東日本では14日、北日本では15日にかけて、うねりを伴い大しけとなるでしょう。高波や越波による船舶、沿岸施設への被害に警戒してください。
14日~15日 大雨にも注意・警戒
○14日に予想される1時間降水量(いずれも多い所)
東北太平洋側 50ミリ
関東地方北部 40ミリ
関東地方南部 40ミリ
甲信地方 40ミリ
伊豆諸島 30ミリ
○15日に予想される1時間降水量(いずれも多い所)
北海道側東部 40ミリ
関東地方北部 40ミリ
関東地方南部 40ミリ
甲信地方 40ミリ
伊豆諸島 30ミリ
大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や突風にも注意してください。なお、関東甲信地方では、その後16日にかけても大雨となるおそれがあります。
高波に注意 海には近づかないで
そこで、台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。
また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。
台風の大雨 土砂災害の前触れは
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。
