北陸 14日は再び警報級大雨 短時間強雨・土砂災害・竜巻等の激しい突風に注意警戒
三連休中日の14日(日)頃の北陸地方は、日本海から南下する秋雨前線の影響で、広い範囲で大気の状態が不安定となるでしょう。新潟県や石川県を中心に再び警報級の大雨となる可能性があります。河川や用水路の急な増水、道路の冠水、土砂災害、落雷や竜巻などの激しい突風などに十分注意・警戒して下さい。
13日(土)夜~14日(日)にかけて 秋雨前線が北陸を南下
13日(土)の日中は雨の降り方は小康状態となりますが、夜以降は、日本海から秋雨前線が南下して、再び雨が降りやすくなる見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、北陸地方は大気の状態が非常に不安定となるでしょう。新潟県や石川県を中心に警報級の大雨となるおそれがあります。河川や用水路の急な増水、道路の冠水、土砂災害、落雷や竜巻などの激しい突風などに十分注意・警戒して下さい。
周囲の見通しのきかない時間帯に雨の降り方が強まりそうです。石川県を中心に、能登半島地震の影響で地盤の緩んでいる所があり、状況が急激に悪化するおそれもあります。夜間の避難は大変危険です。明るいうちに身の安全確保をするようにして下さい。
連休中で土地勘の無い所で過ごす方もいらっしゃるでしょう。事前にハザードマップなどで想定される危険箇所を把握しておくと安心です。2025年の暖候期は、暑さや雨の降り方が目に見えて変わり、フェーズが変わってきました。「晴れれば猛烈な暑さ 降れば警報級の大雨」とも言える両極端な状況が続いています。気の抜けない状況が続きますが、三連休中も身の安全確保を第一に行動するようにして下さい。
高い日本海の海面水温 猛烈な雨をもたらす一因にも
日本海の海面水温は沿岸部では28~29度もあり、平年より3~4度も高くなっています。暖かい海上から多量の水蒸気が供給されることも猛烈な雨をもたらす一因と考えられるのです。高い海水温は前線の活動を活発化させます。大雨シーズンはまだ続きます。自宅周辺の側溝などはこまめに定期的に掃除することを心掛けましょう。
1時間に30~50mmの激しい雨とは
バケツをひっくり返したように雨が降り、傘をさしてもあまり役に立たたずぬれてしまうでしょう。道路の側溝の排水が追い付かない所では川のようになる所もありそうです。アンダーパスなどは、前方の車両が進入した場合でも、一呼吸おいて路面状況を必ず確認してから進む慎重さが必要です。高速道路を利用する際は、ハイドロプレーニング現象にも注意して、スピードは控えめにしましょう。