北陸 11月1日明け方~ 落雷・竜巻等の激しい突風・降ひょうなどに十分注意
北陸地方では、11月1日(土)明け方~夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意してください。ひょうの降るおそれもあり、農作物や農業施設の管理にも十分注意してください。また、局地的にはあられが降り、路面がうっすら白くなることもありそうです。多くの車両はまだノーマルタイヤを装着していると思われます。路面状態の急変には十分注意して運転しましょう。
落雷や急な強い雨 ひょうやあられの降ることも その原因は?
1日(土)は、上空約5500メートルに氷点下21度以下の寒気を伴った気圧の谷が日本海から本州付近を東進する見込みです。一方、地上付近ではこのあと1日にかけて、前線を伴った低気圧が急速に発達しながら三陸沖を進み、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。
北陸地方は、1日明け方~夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達する見込みです。落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意してください。ひょうの降るおそれもあり、農作物や農業施設の管理にも十分注意してください。また、局地的にはあられが降り、路面がうっすら白くなることもありそうです。この時期の車両の多くは、まだ夏用のタイヤを装着していると思われます。路面状態の急変には十分注意してください。
急発達する雷雲に十分注意 まだ高い日本海の海面水温も一因
この時期の日本海の海面水温は20度前後です。その一方、1日(土)には上空約5500メートルに氷点下21度以下の寒気が日本海から本州付近を東進する見込みです。地上付近と上空との気温差は約40度前後となり、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。このことも雷雲が急速に発達する一因となりますので十分注意して下さい。
竜巻の発生・接近にも注意 万一の際は?
竜巻の移動速度は時速数十km程度のものが大半ですが、過去には時速90kmで移動したものもあります。遠くに見えてもすぐに接近してくる恐れがあるため、すぐに行動してください。竜巻は直線に進み、短時間で様々なものを巻き上げます。安全な避難を行わないと、けがをするおそれがあります。
屋外で対策をする際は、頑丈な建物の物陰で体を小さくするなど、できるだけ低い姿勢で頭と首を守りましょう。車の中や物置などのプレハブ(仮設建築物)の中は危険なため避難場所とはしないようにしましょう。電柱や樹木など、突風にあおられやすいものには近づかないでください。
1日夜遅くにかけて屋外で過ごす方を中心に北陸地方の
雷レーダー(実況)をこまめにチェックするようにして下さい。