北陸 9~10日にかけて石川・新潟を中心に警報級大雨も 土砂災害などに注意警戒
このあと、天気は西からゆっくり下り坂となるでしょう。9日の朝~10日にかけては、石川県・新潟県を中心に警報級の大雨となることもありそうです。急な強い雨・土砂災害・落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうなどに十分注意してお過ごし下さい。
10日にかけて本降りの雨 土砂災害などに注意警戒
9日は、前線を伴った二つの低気圧が、日本海から本州付近を発達しながら通過する見込みです。低気圧や前線に向かって湿った空気(雨雲の原料)が流れ込むでしょう。9日は午後を中心に10日にかけて雨が断続的に降り、雨脚が強まりそうです。北陸地方は石川県・新潟県を中心に土砂災害などに十分注意・警戒して下さい。
10日を中心に落雷・竜巻などの激しい突風・降ひょうに注意
10日は、北陸上空5500メートル付近に氷点下21度前後の寒気が流れ込むでしょう。北陸地方は、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。急な強い雨、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうなどに十分注意して下さい。
10~11日は冬型 標高の高い峠道は降雪、路面の凍結も
10日~11日は冬型の気圧配置となる見込みです。北陸上空には寒気が流れ込むでしょう。新潟県と群馬県境の三国峠付近では、寒気のレベルや降水強度から現時点の予想では積雪はなさそうですが、降雪はありそうです。また、局地的に路面の凍結する可能性はありますので、車で峠越えをする方は、冬用タイヤの装着をお願いします。
冬用タイヤ 使用限度をしっかり把握して安全走行
スタッドレスタイヤなどの冬用タイヤには、安全に使用出来る寿命があります。
走行距離や走り方、タイヤローテーションの有無、暖候期の保管状況にもよりますが、概ね3~4年とされ、多少延命できても5~6年も経過すれば、残溝は減り、ゴムが劣化して硬くなり、本来求められる機能が十分発揮出来なってしまうのです。
雪道や凍結路面を夏用タイヤで走行することは論外ですが、寿命を過ぎた言わば「名ばかりの冬用タイヤ」で走行することも大変危険です。最悪の場合、意図せずして結果的に立往生の先頭車両となり、後続車両の除雪車や緊急車両の走行を妨げる迷惑行為につながるケースもあるのです。どうしても止むを得ない場合には、タイヤチェーンを併用するなどの措置を行うなどして安全走行に努めて下さい。