北陸 冬将軍襲来 12月4日頃は平地も積雪 今週末がタイヤ交換のラストチャンス
ゆく秋くる冬の瀬戸際です。師走の訪れとともに、12月4日頃は、本州付近の上空に今シーズンこれまでで一番の強い寒気が流れ込む見込みです。北陸地方の平地でも、初雪が観測され、積雪となる所もあるでしょう、新潟県の山沿いや富山県の山間部ではまとまった降雪となり、大雪となる所もありそうです。冬支度を万全にするように急いでください。
一時的だが北陸目線でも上空から地表付近の各層で強い寒気レベル
12月3日夜~4日にかけて、日本付近は冬型の気圧配置が強まる見込みです。輪島上空には今シーズンこれまでで一番強い寒気が流れ込むでしょう。
寒気のレベルはピーク時で、上空1500メートル付近は-10度、3000メートル付近は-20度、5500メートル付近には-39度前後の非常に強い寒気が予想されています。
まだ日数があり、寒気のレベルやピークの時間帯は今後変わる可能性もありますが、最新の天気予報を確認するようにして下さい。
新潟県の山沿いや富山県の山間部はまとまった降雪 局地的には大雪も
このままの予想通りとなれば、このタイミングで平地でも初雪となり積雪する所があるでしょう。山沿いではまとまった降雪となり、大雪となる所もありそうです。冬用タイヤへの交換をまだされていない方は、今週末の29日・30日がラストチャンスです。急いでください。
例年、シーズン最初の積雪では、残念ながら、必ずと言ってよい程スリップ事故が発生しています。自動車の運転はスピードを控えめに行い「事故ゼロ」を実現しましょう。
雪道の必須アイテムリスト 凍結しにくい濃度の高いウォッシャー液なども
イラストにあるものは、全て冬の北陸路の安全運転に欠かせない必須アイテムと言えます。その他、低温下でも凍結しにくい濃度の高いウォッシャー液、スノーブラシ、解氷材、防水タイプの保温手袋なども忘れずに装備しましょう。
また、冬期は燃料はこまめに満タンにすることもお忘れなく。冬期は車の燃料消費量が多くなります。万一、意図せず車両の立往生に巻き込まれたりすると、燃料の残が少ないことは即命取りになりかねません。
最後に、エンジン始動(システム起動)用のバッテリーの件、こちらは寒さに弱いので、劣化していないかもしっかり確認しておきましょう。これこそが大元の最も重要なチェックポイントかも知れません。
雪用ワイパー(ブレード)も フロントガラスの視界の安全確保に
ワイパー(ブレード)を冬用に交換することもおすすめです。特にブレードが列車のパンタグラフのように骨組構造が外側から見えるタイプのものは交換をおすすめします。気温が氷点下の降雪時に、骨組みの隙間の水分が凍り付いて、フロトガラスの滑らかな曲面のRに沿って汚れを拭き取ることが出来なくなることがあり、正面の視界が極度に悪くなってしまうことがあるからです。最低限、運転席側だけでも、雪用ワイパー(ブレード)へ交換することをご検討下さい。