10日 関東は午後に大雨の恐れ 梅雨前線の影響 東北~沖縄も非常に激しい雨に注意
今日10日 梅雨前線が南下 非常に激しい雨の恐れも
北海道や東北北部は日本海側を中心に晴れますが、東北南部は雲が多く、昼頃から所々で雨や雷雨になるでしょう。関東甲信は天気が下り坂で、午後は雨や雷雨のエリアが広がりそうです。局地的に道路が一気に冠水するほどの非常に激しい雨(1時間50ミリ以上80ミリ未満)が降るでしょう。警報級の大雨となる恐れもあります。
東海から九州は晴れ間は出ますが、昼頃から所々で雨や雷雨になるでしょう。非常に激しい雨(1時間50ミリ以上80ミリ未満)や激しい雨(1時間30ミリ以上50ミリ未満)の降る所がありそうです。
「予想降水量」 関東甲信で警報級の大雨の恐れ
関東甲信地方 120ミリ
九州南部 150ミリ
奄美地方 120ミリ
沖縄地方 100ミリ
低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害に警戒・注意してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
非常に激しい雨とは
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。
冠水道路は危険 車での走行は避けて
浸水による車への影響は、車の形や設計により異なりますが、一般的にタイヤの高さの半分を超える深さの水の中を走行すると、エンジンや電気系統に異常が生じ、走行不能となるおそれがあります。タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて移動が困難になります。さらに、水深がドアの下にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドアの高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。水深がもっと深くなったり、流れが速くなったりすると、車ごと流される場合もあります。
車を運転中に大雨に遭遇した場合は、できるだけ低い場所を避けて運転してください。特にアンダーパス(立体交差で、鉄道や道路の下を通る掘り下げ式の地下道)は危険ですので、近づかないようにしましょう。万が一、冠水した道路で車が動かなくなった場合には早めに脱出することが重要です。
