秋田県や青森県で200ミリ超の大雨 氾濫している河川も 21日まで災害に厳重警戒
秋田県や青森県で200ミリを超える大雨
11時までの24時間雨量は、秋田県仙北市桧木内で231.5ミリと200ミリを超える大雨となっています。青森県十和田市休屋で213.0ミリと観測史上1位の値を更新しました。また、秋田県仙北市田沢湖高原で209.0ミリと8月の1位の値を更新しています。
11時30分現在、青森県や秋田県、岩手県には土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。また、秋田県を流れる桧木内川が氾濫し、上桧木内地区に警戒レベルのうち最も高いレベル5の「緊急安全確保」が発令されています。
明日21日明け方にかけてさらに雨量が増える恐れ
東北北部では、明日21日明け方にかけて雷を伴って非常に激しい雨が降り、さらに雨量が増える見込みです。東北北部で明日21日正午までに予想される24時間降水量は多い所で150ミリです。
これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所や氾濫している河川があるため、少しの雨でも大雨災害の危険度が高まるおそれがあります。危険な斜面や氾濫している川、増水している川には近づかないようにしてください。
明日21日昼前にかけて、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
警戒レベルと防災気象情報
そこで、避難のタイミングが重要です。警戒レベル3の場合、高齢者や障害のある方などは、安全な所へ避難しましょう。警戒レベル4では、対象地域の方は、全員速やかに避難してください。警戒レベル5では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。このため、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません。警戒レベル4までに、必ず避難してください。
天気が荒れてしまうと、道路状況が悪くなったり、暴風で物が飛んできたりするなど、避難の際の危険度が高まります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難しましょう。不安を感じたら、その時が避難のタイミングです。「自主的に、早めに、安全な所へ避難する」という防災意識をもって、避難する際は、近所の方々にも声をかけ、複数で行動してください。
