正月寒波で三が日は日本海側で大雪 西日本も積雪急増か Uターンは交通への影響警戒
【北海道~東海】日本海側を中心に道路への気象影響リスク高い
【北海道・東北】31日・大晦日から3日にかけては日本海側を中心に雪やふぶきで、大雪となる所もあるでしょう。道路への気象影響リスクが高くなります。立ち往生に備えて、スコップや砂などの冬用装備を車に積んでおくと良いでしょう。最新の交通情報を確認し、影響が大きい場合は迂回や通行ルートの見直しも検討してください。
【北陸】31日・大晦日は平地は雨や雷雨で、山沿いで雪が降るでしょう。1月1日・元日から3日にかけては平地でも雪の降る所が多く、降り方の強まる所がありそうです。道路への気象影響リスクが高くなります。通行止めとなる可能性もあるため、最新の交通情報を確認してください。雪道では急ハンドルや急ブレーキを避け、カーブではスピードを落とすなど、いつも以上に慎重な運転を心がけてください。
【関東甲信・東海】3日にかけて山沿いでは断続的に雪が降り、影響リスクの高い道路があります。峠越えの車は冬の装備をお願いします。平野部は晴れる日が多いですが、2日は朝晩を中心に関東の平野部でも所々で雪が降るでしょう。路面の凍結に注意が必要です。
【近畿~九州】2日は道路への気象影響リスク高まる
【近畿・中国地方・四国】31日・大晦日から1月1日・元日は近畿北部や山陰の山沿いで雪が降るでしょう。2日から3日の朝にかけては近畿北部や山陰では平地も広く雪が降り、積雪が急増する恐れがあります。近畿中部・南部、山陽、四国でも雪が降り、積雪となる所があるでしょう。普段雪の少ない所でもスタッドレスタイヤやチェーンの装着を義務付ける冬用タイヤ規制となる区間が広がりそうです。車は冬の装備をお願いします。雪道に慣れない場合は無理のないよう、予定の変更も検討してください。
【九州】2日から3日の朝にかけては北部を中心に雪の降る所があるでしょう。山沿いを中心に積雪や路面の凍結に注意が必要です。
道路ごとの影響については、道路の気象影響リスク予測も参考になさってください。(気象予測に基づく影響予測ですので、実際の規制状況は道路管理者等の発表をご確認ください。)
※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むと、大雪となることが多々あります。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
