10月に入っても季節の進みはゆっくり 秋の訪れはまだまだ先 1か月予報
9月に入っても厳しい残暑が続いていますが、この先も平年より高い気温を予想しています。10月も30℃を超えるような日もあるでしょう。まだまだ熱中症に注意が必要です。
数値予報モデルによる予測結果
気象庁は今日11日(木)、この先の1か月予報を発表しました。
1か月平均の海面気圧(左図)は、日本の東と大陸の高気圧の勢力が強く、日本列島は2つの高気圧の間の気圧の谷となるでしょう。そのため、低気圧や前線の影響を受けやすい時期が期間の前半にかけてある見通しです。台風などの熱帯擾乱も日本列島に影響を及ぼす恐れもあります。期間後半になるにつれて、日本海側を中心に移動性の高気圧に覆われるでしょう。
上空約1500mの気温(右図)は、ほぼ全国的に平年より高いと予測され、季節の進みはゆっくりとなりそうです。
1か月平均の海面気圧(左図)は、日本の東と大陸の高気圧の勢力が強く、日本列島は2つの高気圧の間の気圧の谷となるでしょう。そのため、低気圧や前線の影響を受けやすい時期が期間の前半にかけてある見通しです。台風などの熱帯擾乱も日本列島に影響を及ぼす恐れもあります。期間後半になるにつれて、日本海側を中心に移動性の高気圧に覆われるでしょう。
上空約1500mの気温(右図)は、ほぼ全国的に平年より高いと予測され、季節の進みはゆっくりとなりそうです。
秋の訪れはまだ先 気温の高い状態続く
この先1か月の気温は、全国的に平年より高くなる見込みです。
気温の予想は、9月13日(土)～10月10日(金)にかけて、沖縄・奄美、西・東・北日本では「平年より高い」でしょう。日本の上空を流れる偏西風が例年より北側を流れる予想のため、南から暖かい空気が流れ込みやすくなる見通しです。また、北日本を中心に海面水温が高い状態も続くことも影響するでしょう。9月も後半に入るため、広い範囲で気温が35℃を超えるようなことはありませんが、1週目(9月13日～19日)は、内陸では35℃くらいまで上がる所がある予想です。また、10月に入っても30℃を超える所があるでしょう。引き続き、風通しの良い服装を選び、こまめに水分を補給し、適切にエアコンを使用して、万全の暑さ対策でお過ごしください。
気温は高く真夏並みのようですが、天気はこの季節らしく、周期的に変化するでしょう。移動性の高気圧や低気圧や前線が短い周期で日本列島を通過する見通しです。特に北日本では低気圧や前線の影響を受けやすく、降水量が平年並みか多くなりそうです。今日11日の関東のように秋雨前線や湿った空気・上空の寒気の影響を受けると、局地的に大雨になることもあります。また、台風シーズンも続くため、台風が近づく予想が発表された際には、雨の降り方にもご注意ください。
日照時間は、西日本から東日本の日本海側では、高気圧に覆われて晴れることが多く、平年並みか多い予想です。そのほかの地域では平年並みでしょう。
【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・東海・北陸地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方
気温の予想は、9月13日(土)～10月10日(金)にかけて、沖縄・奄美、西・東・北日本では「平年より高い」でしょう。日本の上空を流れる偏西風が例年より北側を流れる予想のため、南から暖かい空気が流れ込みやすくなる見通しです。また、北日本を中心に海面水温が高い状態も続くことも影響するでしょう。9月も後半に入るため、広い範囲で気温が35℃を超えるようなことはありませんが、1週目(9月13日～19日)は、内陸では35℃くらいまで上がる所がある予想です。また、10月に入っても30℃を超える所があるでしょう。引き続き、風通しの良い服装を選び、こまめに水分を補給し、適切にエアコンを使用して、万全の暑さ対策でお過ごしください。
気温は高く真夏並みのようですが、天気はこの季節らしく、周期的に変化するでしょう。移動性の高気圧や低気圧や前線が短い周期で日本列島を通過する見通しです。特に北日本では低気圧や前線の影響を受けやすく、降水量が平年並みか多くなりそうです。今日11日の関東のように秋雨前線や湿った空気・上空の寒気の影響を受けると、局地的に大雨になることもあります。また、台風シーズンも続くため、台風が近づく予想が発表された際には、雨の降り方にもご注意ください。
日照時間は、西日本から東日本の日本海側では、高気圧に覆われて晴れることが多く、平年並みか多い予想です。そのほかの地域では平年並みでしょう。
【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・東海・北陸地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方
沖縄から東北にかけて「10年に1度」レベルの高温予想
今日11日(木)、気象庁は沖縄や奄美、九州～東北にかけてを対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。いずれも17日(水)頃から、その地点においてこの時期としては「10年に一度」レベルの高温が予想されています。
9月中旬に入り、運動会など外で活動する機会も増えるでしょう。引き続き、こまめに水分を取り、昼間はエアコンを使用するなど熱中症に十分に注意してください。
※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。
9月中旬に入り、運動会など外で活動する機会も増えるでしょう。引き続き、こまめに水分を取り、昼間はエアコンを使用するなど熱中症に十分に注意してください。
※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。
