明日20日の明け方は金星とレグルスが接近 この飛び石連休は国内や海外で天体ショー
明日20日(土)の明け方は、「金星」としし座の「レグルス」が接近します。22日(月)にはニュージーランドで部分日食が見られ、土星がうお座で衝となります。23日(火:秋分の日)にかけて、連休という方もいると思います。見える時刻や天気を詳しく見ていきます。
明日19日の明け方は「金星」と「レグルス」が大接近
明日20日(土)の明け方は、明けの明星として知られる「金星」としし座の1等星「レグルス」が東の空で大接近します。日の出前の60分ほど前の高度は15度前後と低いため、高い建物がない、東の空が開けた所で観測するとよいでしょう。また、新月直前の細い月も接近するため、「金星」「レグルス」「月」の3つの天体によるコラボも楽しめそうです。金星や月は肉眼でも見えるほど明るいですが、レグルスは双眼鏡や望遠鏡があると見やすくなります。20日(土)を逃した場合でも、その後も数日は金星に近い位置で見ることが出来るでしょう。
気になる天気ですが、湿った空気や大陸から近づく低気圧や前線の影響で曇りや雨の所が多く、天体観測にはあいにくの空模様となりそうです。北海道の日本海側や近畿から九州の太平洋側、沖縄では晴れて、見えるチャンスがあるでしょう。明け方の時間帯のため、昼間に比べ気温は低くなる見通しです。西日本や沖縄は25℃前後でそれほど寒さはないですが、羽織る物があると安心です。北海道では10℃くらい、標高の高い所では10℃を下回るでしょう。こちらでは寒さ対策をしっかりした方が良さそうです。
22日(月)はニュージーランドなどで部分日食
明日20日(土)から23日(火:秋分の日)にかけて、連休の方がいるかもしれませんが、国内や海外で天体ショーが楽しめそうです。22日(月)は、ニュージーランドやタヒチなどで、部分日食があります。日の出から欠けた状態で太陽が昇り、ニュージーランド時間の7時4分ごろに食の最大を迎えるでしょう。日本では見ることは出来ませんが、中継などで楽しむのも良さそうです。
日本気象協会tenki.jpによるニュージーランドの首都オークランドの22日の天気の予報(19日午前5時発表)は、曇り時々雨と天体ショーを楽しむには、あいにくの空模様となりそうです。
22日(月)は土星がうお座で衝
22日(月)は、国内でも楽しめる「土星」と「うお座」で衝となります。太陽と地球、土星がまっすぐに並ぶため、夜の間は長い時間楽しむことが出来るでしょう。土星は南の空にクリーム色に輝く惑星です。約1等星級の明るさで、肉眼でも見ることは出来ますが、出来るだけ暗い所の方が見つけやすいでしょう。22日(月)の夜は晴れる所が多いため、全国的に見るチャンスはありそうです。(参考:アストロアーツ)