トリプル台風 22日以降は18号の影響で先島諸島は大しけ 19号は今後の情報注意
日本列島の周辺には台風17号・18号・19号と3つの台風があります。台風18号は22日(月)~23日(火:秋分の日)にかけては、沖縄県の先島諸島に近づく恐れがあり、うねりを伴った大しけとなる見込みです。また、一番東側の台風19号は進路がまだ定まっていないため、今後の情報に十分にご注意ください。
台風17号は日本への影響なし
台風第17号は、今日19日(金)15時現在、南シナ海を時速20キロで北西へ進んでいます。中心気圧は996hPa、中心付近の最大風速は23m/sです。台風17号は、この後は華中に進み、勢力が衰え、熱帯低気圧に変わる見込みです。今後、日本列島への直接的な影響はないでしょう。
18号は22日頃に先島諸島に最接近
台風第18号は、今日19日(金)15時現在、フィリピンの東を、時速15キロで西へ進んでいます。中心気圧は998hPa、中心付近の最大風速は20m/sです。この台風は、発達しながら西寄りに進み、21日(日)には「強い」勢力に、22日(月)以降は「非常に強い」勢力になる見通しです。先島諸島に最も近づく22日(月)~23日(火:秋分の日)ごろは、海上では波が高まり、うねりを伴った大しけとなるでしょう。
19号は今後の進路に注意
台風第19号は、今日19日(金)15時現在、日本のはるか東にあるウェーク島近海にあって、時速15キロで西北西へ進んでいます。中心気圧は996hPa、中心付近の最大風速は25m/sです。このあと発達しながら西寄りに進み、20日(土)には「強い」勢力へ、21日(日)には「非常に強い」勢力になるでしょう。その後は北よりに進路を変える見通しです。ただ、海外で予想している台風進路情報では、日本に近づく予想もあります。今後予報が変わる可能性もありますので、最新の情報にご注意ください。
台風が近づく前の対策 高波や高潮に備えて
沿岸部では、台風による高波や高潮の恐れがありますので、次の3つのことに注意しながら、備えることが必要です。
1つめは、何より、高波や高潮の恐れがある海岸周辺には、近づかないようにしましょう。海や船の様子が心配でも、見に行くのは、絶対に止めてください。
2つめは、大潮の時期や満潮時刻を確認しておきましょう。台風による高波や高潮が、満潮時刻と重なると、海岸周辺の道路の冠水や浸水など、被害が大きくなる恐れがあります。
3つめは、安全に行動できるうちに、避難(移動)しましょう。波しぶきが護岸設備を越えて、海沿いの道路に押し寄せると、冠水して通行が危険になる恐れがあります。通行止めや速度規制などの交通情報は、こまめに確認して、早めに避難してください。