今日16日午前9時に台風のたまご「熱帯低気圧」が発生 日本への影響は?
今日16日(木)の午前9時にフィリピンの東で台風のたまごである、熱帯低気圧が発生しました。今後は西よりに進むため、日本への直接的な影響はありませんが、10月でも日本に影響を及ぼすような台風が発生する可能性はあります。日頃からの備えを進めてください。
台風のたまご「熱帯低気圧」発生
今日16日(木)の午前9時にフィリピンの東で台風のたまごである熱帯低気圧が発生しました。この先の予測では進路を西へとり、フィリピンや南シナ海へ進む見通しです。南西諸島では熱帯低気圧周辺の湿った空気の影響を受ける可能性はありますが、日本への直接的な影響はなさそうです。
今年は10月に入って3つの台風が発生しており、このうち台風22号と23号の影響で、東京都伊豆諸島の八丈島を中心に大きな被害が発生しました。過去には2019年の台風19号(令和元年東日本台風)のように、10月でも甚大な被害をもたらすような台風が日本に近づくことがあります。今年は日本付近の海面水温が平年より高く、10月になっても台風の発生しやすい状態が続いています。10月後半も台風への備えが必要です。
防災グッズの用意や、避難経路の確認など、日ごろから台風への備えをしっかりしましょう。
災害を前に 今 何をすべきか
台風の接近を前に、いざという時のために、自分でできる備えがあります。ライフラインが断絶した場合に耐えられるよう、以下の3つのことを、事前に確認しておいたり、備えておいたりしてください。
①暴風で電柱が倒れたり、電線が切れて夜間に停電になったりすることがあります。懐中電灯を準備し、点灯するか確認しておきましょう。
②断水になった場合に備えて、飲料水を確保するのはもちろん、浴槽に水を張るなど生活用水も確保しておきましょう。
③避難場所で、数日間、過ごすことを想定し、非常用持ち出し品の準備や、食料の確保をしておきましょう。
また、普段から、避難場所や避難経路を確認しておくのはもちろん、家族で、緊急の場合の連絡手段と、その方法を話し合い、落ち合う場所などを決めておくのも大切です。