今日3月11日の夜は「きぼう」が日本の上空を2回通過 東北の被災地に希望の明かり
今日は2回 日本の上空を「きぼう」が通過
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」とは、その中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、1周およそ90分というスピードで、地球の周りを回っていて、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
1回目は、今夜18時22分頃から見え始め、日本の南を通過します。そのため関東から東北の太平洋側を中心に見ることができます。見える地域では南東方向の空に見ることができそうです。
「きぼう」が見え始める時刻と、最大仰角(最接近)時の方角です。
東京、仙台は「〇」と関東から東北の太平洋側で条件が良いので、「きぼう」を見つけるチャンスです。札幌、秋田、金沢は「△」と見ることができそうです。ただ、「きぼう」が高度が低い所を進むため、空が開けた所で見るようにしましょう。大阪から沖縄にかけては「×」と1回目は見えないでしょう。
2回目は、今夜19時56分頃から見え始め、朝鮮半島付近から日本海を通過します。沖縄から北海道の広い範囲で見ることができます。北~西の方向の空に見ることができるでしょう。
「きぼう」が見え始める時刻と、最大仰角(最接近)時の方角です。
福岡、広島は「〇」と九州北部から中国地方で条件が良いので、「きぼう」を見つけるチャンスです。沖縄、大阪、金沢、東京、仙台、秋田、札幌は「△」と見ることができそうです。ただ、「きぼう」が高度が低い所を進むため、空が開けた所で見るようにしましょう。
気になる天気は?
2回目に「きぼう」が日本の上空を通過する20時前後は、晴れる範囲が広がり、沖縄や九州から北海道の広い範囲で晴れる見込みです。
日中は日差しに温もりを感じられるようになってきましたが、「きぼう」の通過する夜は、空気はヒンヤリするでしょう。外の観測の際は、寒さ対策をしっかりして楽しんでください。
きぼうが見える条件
① 晴れていること
ISSは雲より高い宇宙空間を飛んでいるので、曇っていると地上からは見えません。
② 自分の上空をISSが通過すること
ISSは同じ軌道を回っていますが、地球が自転によって回転しているため、ISSが通過する位置は変化しています。自分の上空付近をISSが通過するタイミングで見ることができます。
③ 自分のいる場所は夜で、ISSが昼であること
ISSは自分で光っているわけではなく、太陽の光を反射して明るく輝きます。ISSが地上から見えるためには、ISSには太陽の光が当たっており、地上は夜となっていなければいけません。上の図のように、ISSは地上400km上空にあるため、地上の日が落ちてからしばらくの間は太陽に照らされています。同様に、地上の日の出よりも先に上空の ISS には太陽の光が当たります。日の出前や日の入り後の約 2 時間は、地上は夜ですが400km上空はまだ昼の状態で、この時間帯に ISSが自分の上空付近を通過した時にISSを見ることができます。

