今日21日は青森県・岩手県で震度4 青森県沖で地震頻発 日頃からの備えを
今日21日昼前、青森県東方沖を震源とする地震があり、青森県と岩手県で震度4を観測しました。青森県八戸市で震度6強を観測した地震から約2週間になりますが、引き続き地震に対する日頃からの備えを心がけてください。
今日21日昼前 青森県・岩手県で震度4
21日午前10時29分頃、青森県、岩手県で最大震度4を観測する地震が発生しました。震源地は青森県東方沖(北緯40.7度、東経142.3度)で、震源の深さは約50km、地震の規模(マグニチュード)は5.5と推定されます。震度4を観測したのは、青森県八戸市、五戸町、階上町と岩手県軽米町でした。この地震による津波の心配はありません。
約2週間前の12月8日(月)には青森県東方沖を震源とする最大震度6強の地震が発生しました。青森県八戸市で震度6強を観測したほか、北海道から近畿地方の広い範囲で震度6弱~震度1を観測しました。地震発生後、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表され、大規模地震発生に対する注意が呼びかけられましたが、16日(火)午前0時で呼びかけ期間は終了しています。以来、青森県東方沖を震源とする地震が多発しています。
過去1週間で震度3以上の地震は8回発生
冒頭の画像は、日本全体で過去1週間(12月14日午後1時~12月21日午後1時)に発生した地震の震央を地図上に示したものです。震度1以上の地震は57回発生しており、そのうち8回が震度3以上でした。
今日21日を含めたこの期間、青森県東方沖を震源とする地震は、最大震度4の地震が1回、最大震度3の地震が1回、最大震度2の地震が4回発生しています。
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」による政府からの特別な呼びかけ期間が終わっても、大規模地震発生の可能性がなくなったわけではありません。突発的に発生する地震に対しては、日頃からの備えが大切です。
地震から命を守るための日頃の備え
地震は突然襲ってきます。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。
・非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用してください。
・家具の固定をしましょう。万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心です。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。
・地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。
・普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがあります。前もって周囲の状況を確認しておいてください。