次の強烈寒気は12日～13日　4日より強く日本海側はドカ雪の恐れ都心も真冬の寒さ(気象予報士福冨　里香 2025年12月07日)

次の強烈寒気は12日～13日　4日より強く日本海側はドカ雪の恐れ都心も真冬の寒さ

日本気象協会本社

福冨　里香

公開：2025年12月07日15:35

次の強烈寒気は12日～13日　4日より強く日本海側はドカ雪の恐れ都心も真冬の寒さ

今月3日(水)～5日(金)は、強い寒気の影響で中国・四国～関東甲信の広い範囲で初雪ラッシュとなり、山沿いでは50センチ前後の雪が降りました。次の強烈寒気は12日(金)～13日(土)で、前回(3日～5日)より強い寒気が南下する予想で、再びドカ雪に注意が必要。東京都心も真冬並みの寒さとなるため体調管理にご注意下さい。

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今月3日～5日　強烈寒気でドカ雪・初雪ラッシュ
次の強烈寒気は12日～13日　前回より強い
日本海側はドカ雪に注意　東京都心も真冬並みの寒さ

今月3日～5日　強烈寒気でドカ雪・初雪ラッシュ

今月3日(水)～5日(金)は、西日本回りで強い寒気が流れ込み中国・四国～関東甲信で初雪ラッシュとなり、山沿いでは24時間に50センチ前後の雪が降りました。5日(金)は青森・酸ヶ湯では15日ぶりに再び積雪が1メートルを超え、東京都心では最低気温が1.2℃まで下がりました。12月上旬までに東京都心で1℃台まで下がるのは、6年ぶりのことです。

日本海側では、現在も平年の2倍前後の積雪となっている所があります。7日14時現在の積雪は、青森・酸ヶ湯で89センチ(平年比122%)、新潟・守門で40センチ(平年比267%)、群馬・みなかみ町藤原35センチ(平年比292%)などとなっています。

次の強烈寒気は12日～13日　前回より強い

今週は次々と寒気が南下する予想です。まず週明け8日(月)に低気圧が北海道を通過後、9日(火)～10(水)に寒気が南下しますが、北海道や東北北部までとなりそうです。寒気のレベルとしては、前回と同様か少し高く、影響エリアも北海道と東北北部と狭い見込みです。

要注意なのが、12日(金)～13日(土)に南下してくる寒気です。こちらは、上空5000メートル付近でマイナス42℃以下と、平年より7℃前後低く、前回の4日(稚内でマイナス41.3℃)の寒気より更に強い寒気が北海道に南下する予想です。また、更に下層の地上で雪が降る目安の寒気である上空1500メートル付近でマイナス6℃以下は、関東付近まで南下するでしょう。館野(茨城)では前回4日にマイナス6.1℃を観測しましたが、今回はマイナス7℃前後が予想されています。

日本海側はドカ雪に注意　東京都心も真冬並みの寒さ

12日(金)は北海道や東北の日本海側、北陸で雪となるでしょう。現在、日本海の海面水温が15℃くらいと平年より2℃前後高くなっています。海面水温が高いと、その分、雪雲のもととなる水蒸気が多くなるためドカ雪の原因となります。今後の情報に注意し、日頃から大雪への備えをお願いします。

東京都心など晴れる太平洋側も、真冬並みの寒さとなるでしょう。13日(土)の最低気温は東京都心で2℃、名古屋で1℃と霜降る寒さとなるでしょう。最高気温も東京都心で9℃と、真冬並みとなりそうです。

今週後半はドカ雪と真冬の寒さに注意が必要です。