冬は新酒がでまわる季節です。同時に「酒粕」もできたてが手に入りやすい時、まず「酒粕」とはどんなものなか、見てみましょう。
清酒の原料は蒸した米と水、それに麹菌や酵母を加えることで作られています。米は麹菌の酵素によりでんぷんがブドウ糖に、タンパク質はアミノ酸に分解されます。さらに酵母の力でブドウ糖は発酵しアルコールになります。こうして「もろみ」ができます。これを絞って清酒の原酒を取り、残ったかすが「酒粕」というわけです。
「かす」というと役に立たないもののように感じますが、「酒粕」にはタンパク質や食物繊維、ビタミンBといった私たちの健康を維持する上で大切な栄養成分が残されているのです。同時に含まれているアミノ酸や酵素こそ料理に活かしたい成分なのです。
タンパク質が分解されてできたアミノ酸の中でも豊富に含まれているのが、昆布出汁のうま味成分として知られているグルタミン酸です。このあたりに「酒粕」の活用方法があるのではないでしょうか。
参考:
<文部科学省 食品成分データベース:酒粕><特定非営利活動法人 うま味インフォメーションセンター:酒粕を検索>