高い山々の紅葉で、燃えるような赤い色を担うのがナナカマドです。まさに紅葉の主役級。この、息をのむような美しい赤を、北海道や東北ではぜいたくなことに、街路樹や公園で身近に見ることができます。
ナナカマドは白い花が散ると、やがて7月には緑色の実を結びます。そしてその実は8月には黄色くなり、9月になると赤く色づきます。10月になると今度は葉のほうが赤くなり、11月になると赤い葉は落ちて、冬の間は赤い実だけが残ります。雪が解けて桜が咲くころに緑の葉がつきはじめ、5月の下旬にはまた白い花が咲きます。このように、1年を通してナナカマドは私たちの目を楽しませてくれます。
参考
北海道 花めぐり・庭めぐり:
ナナカマド北海道森林管理局:
ナナカマド