「ノー・レジ袋」が謳われ、一度延期になったものの今年2020年7月からスタートするレジ袋有料化の対象になるものは「プラスチック製買物袋」と指定されています。これは、昨今、海洋に投棄されるゴミ問題のひとつにプラスチックゴミが世界的にも問題視されていることなどが発端となっています。2015年に国連サミットで全会一致で採択された17の国際目標に掲げられているSDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」の対策の一つとしても考えられています。環境省によると、不法投棄やポイ捨て等によって海に流れ着いたゴミの中には、海洋プラスチックゴミが大量に蓄積されており、このままの状態が続くと2050年までに魚の総重量を越してしまうと言われています。生態系にも益々悪影響を及ぼすそうです。
また、プラスチックゴミはレジ袋に限ったことではありません。外食でサービスされるストローは、海外と比較すると日本の消費は圧倒的に多いそうで、大手の飲食店によってはその廃止を進めているところもあります。日本のサービスは海外に比べて細やかであることが多いのですが、地球環境にとってはやりすぎな部分もあるのかもしれませんね。
出典:
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経済産業省「レジ袋削減にご協力ください」◆
環境省「プラスチック・スマート」