5月後半は、二十四節気で言うと立夏から小満へと移ろいゆく季節。5月は五月晴れというイメージもありますが後半にかけ雨も多い時季でもあります。
旧暦4月15日~7月15日では、僧侶が90日間外に出ず修道のため一室に籠り精進修行してきました。これを夏籠り(夏安居 げあんご)といいます。冬籠り夏籠りは暑さ寒さをしのぐという意味もありますが、安居は梵語の雨期の意です。もともとは、万物が生長・発育するのを妨げたり殺生しないようにするという釈迦の教えによるものだそうです。私たちの自粛もあとひと踏ん張りでしょうか?
連休明け早々に梅雨入りする地域もありますが、庭木や公園では色とりどりの草花を楽しめる時季です。草木が成長するようなイメージで深呼吸しながら眺めてみるのもよいかもしれません。今回は5月が見頃といわれている個性的な花木に注目してみました。