2024年7月、庄内・最上を襲った豪雨災害から間もなく2年が経つ。甚大な被害が出た酒田市の大沢地区では今、地域住民による新たな「避難計画作り」が始まっている。
酒田市八幡地域の大沢地区。
2024年7月の豪雨で、地区を流れる荒瀬川が氾濫し、高齢の女性が亡くなっている。
大沢地区の復興と地域づくりに取り組む「大沢わぐわぐ未来協議会」では、地域住民自らが避難行動を考えるワークショップを開催し、新たな「避難計画作り」に取り組んでいる。
参加したのは、大沢地区の住民など約20人。
山形大学教育学部の熊谷誠講師から、避難計画を作る時に大切なことを学んだ。
(山形大学教育学部・熊谷誠講師)
「皆さんが当時見ていた状況が一番危ない状況で、それが“いつから始まったか”がポイント。避難所などに行くよりは、身近な高い場所に行った方が良いという判断になるのか、そこを忘れる前に書き出してほしい」
参加者は自治会ごとに分かれ、地図を囲みながら当時の被害状況を思い出していた。
「ここからここの田んぼは冠水」
「道路は全然通れなかった、山が崩れてしまっていて。普段は大雨注意報が出てもこの道路は通ることができたはずだった」
住民たちは写真や動画などで当時の記憶をたどりながら、浸水した場所や危険だった箇所を書き込み、集落ごとに課題を共有した。
(住民)
「ハザードマップを見ていたが、それ以外の場所でも土砂崩れが発生しているので、住民みんなに知ってほしい」
「雨が降った時間を考えてすぐ逃げたり、高齢者に声がけして災害被害が少しでも減ればと思う」
経験したからこそわかる、命を守るために大切なこと。
住民たちは今回まとめた情報を基に、6月下旬に開く2度目のワークショップで安全な避難ルートや避難場所を確認して、新たな「避難計画作り」を進めていく。

